今年一番の訃報 

こんばんは

今日は良いこともあった日でしたが(卒業生の弟の体験が決まった)、最後のこのニュースですべてが吹っ飛びました。

桂米朝さん死去

私は小学校のころから落語が好きで、特に古典落語が大好きでした。
東は柳家小さんをはじめ先代の三遊亭圓楽、古今亭志ん朝、立川談志、橘家圓蔵の四天王をはじめ当時もう故人だった桂文楽、古今亭志ん生もラジオで聴きあさってました。
そして西はやはり桂米朝がダントツでした。当時は今や文枝を襲名された三枝さんがまだ若手から中堅くらいで、米朝さんのお弟子さんのざこばさんは朝丸という名前でそしてなんといっても亡くなられた枝雀さんが最強で、連日のようにTVで見かけたものです。

しかしやはり米朝さんは別格でした。ある意味では東の小さんさんよりも私にとっては重要でした。その理由は小学校のころ図書館で読んだ米朝さんの本「落語と私」を読んだからでした。

あの本を読んで、「芸人とはこんなに志の高いものなのだなあ」と子供心に思いました。

もともと子供や青年向けにかかれた本でしたが伝わり方が尋常ではなかったと思います。

中でも最後の方に出てくる、米朝さんの師匠米団治さんの言葉

「芸人は、米一粒、釘一本もよう作らんくせに、酒が良えの悪いのと言うて、好きな芸をやって一生を送るもんやさかいに、むさぼってはいかん。ねうちは世間がきめてくれる。ただ一生懸命に芸をみがく以外に、世間へお返しの途はない。また、芸人になった以上、末路哀れは覚悟の前やで。」

製造業や農家の人々は自分で何かを作るという証拠もあり、それに対してしっかりとした評価がある。それに対してこの言葉の中の「覚悟の重さ」

皮肉は言いませんがすべての芸人さんに読んでほしい本です。


そして今では私もこれを心に刻んで仕事をしています。

いやあ、もうご高齢ですから仕方ないとはいえ、数ある芸人さんの訃報の中でもダメージが…

謹んでお悔やみを申し上げます。

私を落語に導いてくれたことは感謝してもしきれません。

ありがとうございました。

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